【錦天満宮】秋の大祭(和楽器演奏集団 独楽さん)
秋の大祭の模様
待望の大祭
コロナによる影響で中止されていた大祭が復活!
たくさんの参拝者様で溢れかえっていました。この光景を見るのは久々です。
きっと天神様もこの光景をご覧になられてお喜びになられている事でしょう。神社側、参列者側の協力のもと、開催されて本当に良かったですね。
奉納舞
古典舞楽も奉納されておりました。平安雅楽会による奉奏で、舞曲は「蘭陵王(らんりょうおう)」と「納曽利(なそり)」の番舞(つがいまい)でした。
「蘭陵王(らんりょうおう)」は、実在した人物です。
ストーリー:
~後世の歴史書にその美貌と知勇を称えられる北斉蘭陵王は、戦えば必ず勝つという活躍で傾きかけた国を必死で支えてき。しかし、皇帝の嫉妬をかい、やがてその身に悲劇が訪れる~
一方で「納曽利(なそり)」は2頭の竜が舞い戯れるさまをかたどったものといわれ,「双竜舞 (そうりゅうのまい)」』とも言われます。詳しいストーリーは良く分かっていないそうです。
また、「納曽利」は今回は1人で舞われたため,舞は「落蹲 (らくそん)」』又は「双竜舞」と呼ぶそうです。ただ、これにも諸説あり、春日大社などでは2人舞を「落蹲 (らくそん)」と逆に呼ぶようです。
個人的には、かつて「納曽利」は「納蘇利」という漢字で書かれていた点が気になります(商業病ですね)。また、「蘭陵王」がインド文化の色濃い、『林邑八楽』に含まれ、同じ林邑八楽に聖徳太子が笛を吹き、山神が舞った姿とされる舞曲「蘇莫者(そまくしゃ)」が存在する点に興味が湧きます。
和楽器演奏集団 独楽さん
「魂」に響く生の和楽器
こちらも2年ぶりに戻って来られた「独楽さん」。
これだけインターネット環境が整いましたが、やはり楽器は生と映像では、雲泥の差がありますね。
音の響きや振動が耳ではなく、魂を震わせるという事を久々に肌で感じる事ができました。
少しづつこうした生演奏がきけるようになったのは素直に嬉しいですね。
獅子舞
獅子舞の奉納もありました。
獅子舞には「疫病」を退治したり、悪魔を追い払ったりする意味がありますので、こうした時期にはピッタリですね。また、獅子舞もインド→中国→日本と渡ってきた説が有力です。前述の舞楽との共通点も興味深いですね。
また、独楽の奏者さんが奉納前に当店にも来店くださいました。
和楽器のハンコに興味を持っていただき、「コマ」「獅子舞」などをお求めいただきました。ありがとうございます!
最後に獅子舞と写真をパシャリ!邪気が祓えたのでこれからも良い印が作れそうです。
神社関係者の皆様、大変な情勢の中でのご準備苦労が多かったかと思います。お疲れ様でした。また、春の大祭を楽しみにしております!!